b型肝炎と運動の関わりについて知っておこう

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b型肝炎の感染者が増えてきている影響で、ニュースなどでもよく取り上げられるようになりました。病気と運動の関わり合いについても健康志向の世の中になった関係でよく話題に上るようになっています。b型肝炎と運動については深い関わり合いがあるのでしょうか。

その詳細を予防と改善という二つの観点から理解しておきましょう。

運動は病気の予防に役立つ

b型肝炎と運動の関わりについて議論する前に、前提知識として知っておきたいのが病気一般と運動の関連性です。健康志向の世の中になり、運動をして健康を維持しようという呼びかけがよく行われるようになりました。体操やストレッチなどの仕方を教えるテレビ番組なども増え、街中にはスポーツジムやフィットネスクラブ、ヨガスタジオなどが増加してきています。

さらには道路をジョギングしている人、公園を散歩している人、公園の体育館などでスイミングやトレーニングなどに励む人も多くなってきました。地域によってはスポーツサークルが盛んに活動するようになり、運動をする機会を手に入れやすくなっています。

このようなトレンドが生まれた理由の一つとして挙げられるのが、運動が病気の予防に役立つことが多いことです。運動不足によって新陳代謝が低下していると肥満を起こしやすくなるのは明らかでしょう。高血圧や高脂血症、さらにはガンなどのリスクも高まるとされています。

体を動かす習慣がないとあまり寝付けなくて睡眠障害を起こしてしまうこともあれば、思いっきり動く習慣がなくてストレスを溜め込み、自律神経失調症やうつ病などになってしまう人もいるのが実情です。運動する習慣を作ると免疫系も活発に働くようになり、風邪も引きにくくなると言われています。

あらゆる病気の予防になることが示されているわけではありませんが、運動すると病気になりにくくなると期待することはできるでしょう。

b型肝炎にも運動による予防は有効か

それでは、b型肝炎の場合にも運動していれば予防できるのでしょうか。b型肝炎はb型肝炎ウイルスが体内に侵入して感染が成立してしまうと発症することになります。b型肝炎が体内に入ってきたとしても、感染が成立せずに体内の免疫系によって駆除されてしまえば問題はありません。

運動習慣を作ることで免疫系の機能を高い状態で維持していれば確かに感染リスクが下がると言えるでしょう。しかし、気をつけておきたいのは運動の仕方です。代謝を活発にするためには軽い負荷の運動を長時間した方が効果的です。

過負荷をかけてしまうと著しく疲労してしまい、壊れてしまった筋肉の修復も必要になるでしょう。回復や修復にエネルギーを使うことになってしまうと免疫系が疎かになってしまうことは否めません。疲れてしまったときにうっかり風邪を引くことがあるのは体力が著しく消耗され、回復することに代謝活動が集中してしまっていることが原因という場合も多いのです。

安易に運動すれば良いと考えずに、代謝を良くするための運動をするという考え方を持ちましょう。そうすればb型肝炎の予防にも運動が有効と言えるようになります。

運動によって改善を見込める病気も多い

次にb型肝炎になってしまったときのことを考えてみましょう。b型肝炎になってから運動していれば治るのかという問題を考える前に、まず気にかけておきたいのが病気の改善と運動の関わり合いです。実は運動によって改善を見込める病気も多いですが、かえって悪化させてしまう病気もあるので注意しなければなりません。

例えば肥満は広い意味では生活習慣病という病気の一つで、運動すれば改善される可能性が高いと誰もが理解できるでしょう。高血圧や糖尿病なども運動することで改善するケースが多々あります。一般的に慢性疾患の場合には、運動習慣を作ることによって改善されることがあります。

しかし、急性疾患の場合には逆に悪化するケースも多いので注意が必要です。単純でわかりやすい例が風邪を引いたときでしょう。安静にしていればすぐに治るのに、無理に運動をしたために長引かせてしまった経験がある人もいるに違いありません。

急性疾患は体力や免疫力の確保が重要になるケースが多く、運動で体に負担をかけると悪化しやすい傾向があります。慢性疾患と急性疾患による傾向の違いとして理解しておきましょう。

b型肝炎のときに運動しても良いのか

b型肝炎は慢性疾患なので運動したら改善する可能性があると考えるかもしれません。しかし、実際には慎重に運動しなければならない状況にあり、通常は医師の指導の下で運動することになります。有酸素運動をすることでb型肝炎の症状や、血液検査での肝臓の数値が改善するという報告があります。

そのため、運動しても問題ない状況なら医師も運動をするように指導するのが通例です。しかし、運動は肝臓に大きな負担をかけるため、b型肝炎が既にかなり進行してしまっているようなケースでは運動を禁止することもあります。

むやみに肝臓に負担をかけると生命にも問題が生じる可能性があるからです。可能であれば適度な有酸素運動をし、容態が悪くなりそうならやめるという形で運動療法を進めていくのが一般的です。運動しても良いかどうかは医師に相談してから判断するのが無難でしょう。

無理に運動して体を壊さないようにするのが大切です。

『b型肝炎は移る?感染経路と予防法』

有酸素運動として何が効果的なのか

有酸素運動がb型肝炎を改善するのに役立つ可能性があるとなると、既に罹患してしまっている人は具体的に何をしたら良いかと気にかかるでしょう。b型肝炎の状況によって大きく異なりますが、基本的にはウォーキングが効果的です。

大きな負担がかからず、やり方次第で十分に負荷のある有酸素運動になるのがウォーキングの魅力でしょう。水中歩行も同様に良い方法で、足腰に不安のある人には関節への負担が少なくて安心です。b型肝炎に既になってしまっているときにはジョギングなどの負荷が大きいものは避けておきましょう。

一方、予防のために運動したいというときにも基本的には有酸素運動が効果的です。同じようにウォーキングや水中歩行でも十分ですが、まだ体力が十分にあるならジョギングやエアロビクスなどのようにもっと活発に動く運動を取り入れてみましょう。

楽しく続けられるものを見つけられれば、いつまでも十分に抵抗力のある体を維持できるでしょう。